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猫〜nekoan〜庵
〓初冬の贈り物〓
〜弱っちいニャンコとの出会いの記憶〜
◆2002.12.2

◇場所:近所の店の駐車場
仕事場に向かうまでの電車内で読む本でも購入しようと、
時間が迫っていたのになんとなく立ち寄る。
◇状況:エンジンのかかった停車中の車の下(タイヤの横)
微動だにしなかったので、
車の主が戻ってくる前にとにかく捕まえる。
取り敢えず店のおばさんにどうするか尋ねるが・・・
「これで誰か持ってくべ」と言って駐車場の自販機横にある台の上に
ヨチヨチ歩く仔猫を乗せる。
『・・・ええっ( ̄△ ̄;)そりゃねぇーだろ!!』・・・と、
心で突っ込みを入れる。
だって、台の下の隙間やら自販機の隙間やらに
仔猫が入っていったら・・・
そんなことばかりが頭をよぎる。
一人で生きていくにはあまりに幼く、
どこか鈍臭い感じのこの仔猫を
このまま置いていったところで
ちゃんと野良として生き抜いていけるのか?

◇決断:一時的保護
こんなところで危険にさらすより
里親探したほうがいいだろうと、
まあ首突っ込んじゃったから
見て見ぬ振りってのも嫌だったので
猛スピードで家に連れて帰る。
もう電車が来るまであと5分・・・
家族に猫を突き出し『飼わないからとにかく預かって!』と懇願。
『絶対飼わないから、じゃ!』と、仕事に穴開ける訳にもいかないので
そのまま駅に直行したのでした。


眠る5秒前
自分の肉球が好き
寝噛み
ズラワンコ
ズラニャンコ

次n→ 


本当に、最初は一時的保護のつもりでした。
だって・・・家族の誰もが
『この仔の将来が心配だ』『実に可哀相だ』『こんな猫、見たことない』
と口を揃えて言う程、不細工ニャンコだったんです。
宇宙人みたいな感じ・・・。
でも不思議なものですね、散々なことを言っておきながら次第に情も湧き・・・里親探しは何処へやら( ̄▽ ̄;)
珍しく家族の猛反対を受けることなく居座ることになりました。

そして命名・・・彼の名は
珠ノ似源之丞成政
タマノジ ゲンノジョウ ナリマサ

総合:00009546

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